
2010.07.26|視察
昭和49年に狂犬病予防法の為、犬の捕獲施設としてこの施設の使用が始まりました。
この施設は駅近くにあり、賑やかな街中にあります。
施設の取り組みとしては
里親会などはしていないが、出来るだけ生きる機会を与えたい。
という気持ちが強く、今現在里親募集中の犬が6頭、子猫は17匹ほど居ました。
監房について
監房は、檻というよりも縦に長く出入り口もドアで個室のようでした。
収容されていた犬は この日の朝に飼い主により放棄された雑種が1頭。
迷子として保護された白内障のシーズーが1頭でした。
猫はカリカリのフードを食べ始められるくらいの小ささで懸命に生きようと、また育てていました。
人懐っこさを通じて、職員さん方の優しさが伝わりました。
殺処分について
現在は、なるべく苦痛を伴わない注射(いわゆる安楽死とよばれる手法)とガス室のどちらかで行われています。
現在のガス室の使用頻度は週に1度使うか使わないかだそうです。
譲渡について
里親会は開いておりません。
子犬の保護はほぼなく成犬譲渡を中心に登録制で行われています。猫も里親を待っている子がいます。
新しい家族の元へ出して行ける子は出して行きたい。と何度も仰られていました。
所長のお話では、施設で勤め始めた頃から随分捕獲・保護が減り、迷子の犬猫の返還率が高くなってきている。
地域住民の方々の犬に対するマナーも徐々に上がっていている。
だけど、猫の問題がなかなかだそうです。
地域猫としての避妊・去勢(TNR)がまだ浸透していないため、犬に比べて猫の収容は多いということでした。
保護動物への対応
譲渡対象の犬は、毎日2回の散歩・日中は外の大きく広いケージの中で遊びます。
暑さ対策として テントを張りミストが出る扇風機を回していました。
また 猫の部屋・犬の監房には空調設備が整っていました。
建物の外観は古いものでしたが、建築条件があるため増築出来ずにいますが、職員さんは なるべく過ごしやすいように・・・と考えておられました。
飼い主のマナー向上・動物を飼う前に 命 への責任を考える・地域猫として生きて行く方法・・・
殺処分される犬・猫を作り出すのも人間ですが、ゼロに出来るのもまた、私たち人間ではないでしょうか。